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神戸市のKIITOを訪問してきました

7月 22日 神戸市のKIITOを訪問してきました

「みんながクリエイティブになる。そんな時代の中心になる。」

「ひと、まち、せかいの、センターになる。」

こんなコンセプトで2012年8月に誕生したのがデザイン・クリエイティブセンター神戸です。この施設はKIITOという愛称で呼ばれているのですが、それは1927年・1932年に建築されたこの建物が、輸出される前の生糸の品質検査を行っていたことにちなんでいるそうです。

建物外観

1927年に建てられたという建物

隣は今も現役で使われている税関

隣は今も現役で使われている税関

バス停写真

バス停までアートです

この場所は、当初は老朽化で取り壊して売却される予定だったそうです。

しかし、生糸生産は明治時代の日本の旗艦産業であり、西日本全域で作られた生糸がこの場所に集められ、検査され出荷されていった。という歴史ある場所であること。さらに建物にも歴史的価値がある。ということで、神戸市が大英断をして、この建物を残すことが決められたそうです。

生糸検査所ギャラリー

生糸検査がどのように実施されていたかが展示されています。

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日本中から、地域や産業にテーマを絞って集められたフリーペーパーが置かれたライブラリー。

14,000㎡という広大な建物には、ギャラリーやライブラリー以外にも、クリエイティブラボスペースと呼ばれるオフィスゾーンがあったり、もともとは生糸の仕分けに使っていたという大きな空間を使ったイベントスペースなどがあります。

広大なイベントスペース

広大なイベントスペース

オフィスゾーン

オフィスゾーン

エレベーターの階数表示もレトロです

 

『デザインとはデザイナーやアーティストの為だけのものではなく、様々な人や世代が交流し、そこから生まれるアイディアや工夫で新しい神戸を作っていく。』という考えに基づき、KIITOでは様々なワークショップやセミナーが開催されています。その中には、防災の情報やアイディアを国境を越えて連携し教え合うプロジェクトである EARTH MANUAL PROJECT など、神戸ならではのプロジェクトが数多く実施されていました。

日本の工業化の象徴である生糸検査所の建物を、たとえ莫大なコストが掛かっても保存し、その建物の内部にデザインという新しい価値を与え、人々が集まる「場」を作っていく。「20世紀と21世紀」、「もの作り(工業)とデザイン」。「古いものと新しいもの」が融合した、素晴らしい空間とコンセプトで、見学している間、「スゲー」という言葉しか出てきませんでした。

co-lab墨田亀沢はこんな大規模なプロジェクトではありませんが、もの作りとデザイン。新旧の融合。という目指している方向は似ているし、特にデザインとはデザイナーやアーティストだけのものではなく、全ての人がクリエイティブになって行くことを目指す。という考え方には深く共感をしました。

神戸市役所の佐藤さん、KIITOの近藤さん、有難うございました。