【コーラボのコラボ!】④ TIP*S(中小機構)パンフレット・季刊誌・映像制作製作
co-lab墨田亀沢メンバーとサンコーの愉快な下町チームは、実は丸の内でも暗躍中(笑)。経済産業省の外郭団体「中小企業基盤整備機構」が丸の内二丁目で運営するTIP*Sという教育機関から依頼をいただき、パンフレットのリニューアルを担当しました。公的機関でありながら、TIP*Sのコンセプトと取り組みはとても先進的。先進的だからこそ、その方向性や目指す在り方を「中の人」であってもなかなか説明できない。そんな悩みを抱えていました。
「中の人」も説明できないこと…当然、外部の人間である下町チームも、初回のヒアリングは正直、中の人の熱い想いを感じ取ることで精いっぱい。ただ、想いを持って活動している方々の力になりたいという気持ちは、チームで共有していたのだと思います。
サンコーの事業理念の通り「おもいをカタチにする仕事」するぞと、TIP*Sの説明資料をじっくり読み込み、何を伝えるべきなのかをディスカッションします。これ文字起こしヤダな…というレベルの密な話し合いを経て『対話と出会いで、一歩が変わる。』というキャッチコピーを導き出しました。TIP*Sのみなさんとチームメンバーによるキャッチコピー投票では8案すべてに票がばらけるという事態に。そのくらい「TIP*Sの伝えたいことって何だろう」という問いが各自の「じぶんごと」になっていたのだと思います。
その後、TIP*Sが実現したい世界、願い、想いをストレートに伝える文章をつくり、イラストの制作へ。担当したのはインクデザイン合同会社の鈴木潤さん。一応ライターの私としては多少のせつなさもありますが(笑)、文字情報だけで物事を伝えるのはとても難しい。とりわけ概念やプロセスの説明に関しては、文章はあくまでわき役です。こんなときに活躍するのは、潤さんお得意のインフォグラフィックス。一目で、誰もが感覚的に理解できる、強くて早い伝達方法で、よりわかりやすいパンフレットになりました。
パンフレット完成までのやりとりで「自分たちが言いたかったことは、まさにこれです!」と、涙を流してよろこんでもらえた、思い出深い事例です。このお仕事を機に、季刊誌「TIP*S POST」の制作、TIP*Sの紹介動画も下町チームが担当することに。サンコーの企業理念でもある「任せてよかった!ありがとう」が今も続くお仕事を呼びよせてくれたのです。
TIP*S(中小機構)パンフレット・季刊誌・映像制作製作
WEB サイトおよび会社案内のデザイン・撮影/インクデザイン合同会社
ライティング/岡島 梓さん
ディレクション・印刷/株式会社サンコー
WEBサイト
http://tips.smrj.go.jp/
(岡島 梓)