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co-lab墨田亀沢の毎日

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イッサイガッサイvol6が開催されました

ちょっと日にちが経ってしまいましたが、イッサイガッサイvol.6というイベントが、清澄白河のfukadasoさんで開催されました。
このイベントは、「エッジィな人たちの交流の場を東東京に!」との掛け声で始まりました。東東京で場作りやイベント、コワーキングスペースなどに関わる人々が集まって、「東東京を盛り上げて行こう」。という主旨のイベントです。昨年からスタートし、今回が第6回目となりました。ちなみに、イッサイガッサイというちょっと変わったネーミングは、East Side Good Side という意味から来ています。
「東京のブルックリン」とも言われ始めた東東京は、ものづくり関連の企業やショップ、デザイナーも多く、新しい事をスタートする環境がそろっています。「拠点を構えるなら、新しいことを始めるなら、東東京!」という気運を高め、新しいムーブメントを東東京から日本へ、海外へ、発信するために、エッジの立った活動をする人たちの交流の場にしたいと考えていて、co-lab墨田亀沢としては第1回目から参加しています。
これまでの5回は、谷根千・カチクラ・すみだと開催して来ましたが、今回はCaféやレストランがオープンし、オシャレな街として注目が集まっている「清澄白河」での開催となりました。会場となったfukadasoさんは、築50年の風呂無しアパートをリノベーションした施設で、カフェやリカシツという実験器具を雑貨として提案しているお店などが入った複合施設です。
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※写真はfukadasoさんwebサイトから
 
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会場となったfukadaso cafeさんの店内です。アンティークな家具が並んでいて、懐かしく落ち着く空間です。
このイベントでは、その地域で特徴あるビジネスをしている方から、ご自身のお仕事の紹介ししてもらっています。今回は、まず日本仕事百貨のナカムラケンタさんにお話しいただきました。日本仕事百貨さんは、色々な生き方。働き方を紹介するサイトを運営されていますが、今までの仕事場であった虎ノ門から、なぜ清州白河にオフィスを移されたのか。そんなお話しをして頂きました。
 
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続いて、金曜日・土曜日・日曜日だけオープンしているコーヒースタンドである、sundayzooの奥野さんと、co-lab墨田亀沢の有薗とのトークセッションです。sundayzooさんには、昨年3月のco-lab墨田亀沢のオープニングパーティでコーヒーを淹れて頂きました。清澄白河近辺は、江戸時代に現在の市川市行徳にある塩田から塩を運ぶための運河が整備され、物流の拠点として歴史がスタートしました。近代に入っても物流の町として倉庫が多くあり、そこに現代美術館ができたことで、倉庫を改装したギャラリーなどができ、さらに大型の焙煎機を持ったロースターが入り。そんな歴史を振り返っていきました。
その後はグループに分かれ、ワークショップを行いました。「この町を自由にデザインできるとしたら、どんな街にしていきたいか。」というお題で、自由に発想を広げて、地図に書き込んで行きます。参加された方の多くが、それぞれの地域でコミュニティ作りなどに係っている方なので、初対面でもすぐに議論がもりあがります。
 
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乾杯をして喉の渇きをいやしたあとは、グループごとに発表を行いました。運河を使ったトライアスロンの開催や、コーヒー農園や焙煎士の養成所を作り、町全体が本当に珈琲の町になってしまう。といった斬新なアイディアが沢山飛び出していきました。
このワークショップの手法は、アメリカの町づくりで成功事例と言われているポートランドで実際に使われたそうです。「貴方はお医者さんとしてまちづくりを考えてください」「貴方は子育て中の主婦です」とった形で参加者のペルソナを設定して、その人の目線で考え、アイディアを出すのが本来のやり方だそうです。自分の立場を離れて考える事で斬新なアイディアを引き出しながら、人物像を予め想定することで街に関わる多くの人にとって満足できる案が出てくる。そんな手法だなあと感じました。このような住民参加型の町づくりを行政と一緒に行えたら、地域の人たちの「地域愛」もより深まっていくように思います。
 
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その後は懇親会となり、いつもの通り時間がいくらあっても足りないくらいの盛り上がりになりました。
寒い冬の夜に、東東京の熱さを実感しました。
 
≪co-lab墨田亀沢 有薗≫

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