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co-lab墨田亀沢の毎日

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第10回プレゼン会を開催しました

6月23日、第10回プレゼン会を開催しました。プレゼン会は、メンバーさん同士がお互いの得意分野を理解し合い、コラボレーションのきっかけを生み出したいと開かれています。約1年ぶりの開催となった今回は、初のオンライン開催。皆さん自宅からco-labから、思い思いの場所からの参加です。


画面越しの乾杯でプレゼン会スタート。まずは先輩メンバーさんたちの自己紹介。今日は20名を超えるメンバーさんが参加されていて大盛況です。その後、新たに入られたメンバーさんのプレゼンが続きます。

プレゼンお1人目は、株式会社47プランニングの山上拓郎さん。47プランニングは「47都道府県を活性し、日本の国力を上げる」をコンセプトに、地域のプローションなどを手掛けている会社です。イベント事業をきっかけに、福島県いわき市の「夜明け市場」や、「IWAKI FC PARK」。浅草のまるごとにっぽん3Fにある全国から集まった市町村のPRスペース「おすすめふるさと」のプロデュースをはじめ、全国の自治体のPRイベントの企画運営、地域の産品を活用したスイーツの開発、駅前再開発事業まで、と驚くほど幅広い事業を手掛けるようになりました。地域のPRイベントなどがコロナの影響で出来なくなり、今後はオンラインを使ったイベントや、オウンドメディアでの展開等、インバウンドに頼らない国内の市場創造を目指していきたい。と語られていました。
プレゼンの後は質問タイム。あるメンバーさんが新規事業としてカフェをスタートされることが電撃発表されみんな大騒ぎ。さらにそのメンバーさんから、「プロデュースっていくらでやってくれます?」とオンラインでの公開見積もり依頼というハプニングが(笑)。それがどのメンバーさんなのかは、当日参加した人だけの秘密です。

続いて、株式会社あけぼの印刷社の社長である山田周さん。あけぼの印刷社は茨城県内に工場を構える県内最大手の印刷会社。スーパーの折込チラシ、行政の広報誌、小売業の販促物などの印刷を強みにしていました。山田さんは理系のロジカルな経営能力を活かした製造効率の向上を目指され、業界でも有名な利益率の高い経営を実現してきました。co-lab墨田亀沢を運営するサンコーも、効率的な運営を学びに全社員で見学に行かせてもらいました。茨城県は全国で唯一地方テレビ局が無いために紙媒体の影響力が強く、そのことも高効率経営の後押しとなったと言います。
そんな茨城県でも近年は紙媒体の市場縮小に抗えない。そんな危機感から、「アナログ×デジタル×コンサル」をキーワードに、デジタルとアナログの最適なバランスを調整できる、そんな会社に進化させていきたいそうです。
今日のプレゼン会は、オンラインでの直交渉がキーワードのようです。プレゼンの最後に山田さんからco-labのメンバーさんに対して、「一緒にプロジェクトを組めるシステムエンジニアや、デジタルとアナログの橋渡しと出来る人が居たら、ぜひ一緒にやりたい。来て欲しい。」そんなラブコールを送られていました。
水戸にいる方とも一緒にお酒が飲める。そしてビジネスチャンスの交流も出来る。オンラインプレゼン会って面白い!

「編集者/ライター ときどきスナックあすか」という変わった肩書を持つ草野さんは、墨田区生まれ墨田区育ちの箱入り娘(自称)。そして空手で全国2位という輝かしい実績も持たれています(強い)。そして、鉄道会社を退職後、3ヵ月間毎日飲み歩き、退職金を使い果たしたという武勇伝もお持ちです(これまた強い)。
鉄道会社時代に、ローテーションで様々な仕事を経験するなかで、「自分の選択に納得しながら生き生きと働く人を増やしたい」と考えるようになったそう。自身の体調不良も重なり退職。世の中に居る面白い人、思いをもって奮闘する人たちのことを伝えていきたいとライターになり、雑誌やWebサイトのテキストから、行政のパンフレット、Webメディアと様々な媒体のライティングを行っています。ほかにもメディアの編集業務、新規事業のサポートや、団体の事務局など、手掛ける領域をどんどん広げて来ました。
そんな草野さんの特徴的な活動は「スナックあすか」。これは、人と人が繋がる。飲んでしゃべっているうちに、自分が言いたかったこと、やりたかったことがまとまっていく。そんな場を目指して、不定期にスペースを借りて実施しているイベントです。
草野さんの活動の根底には「お互いの物語を語り合い 人と人の物語のきっかけになる」という想いがあり、それぞれの活動に繋がっているそうです。

入会して4日後に緊急事態宣言が出るという数奇なタイミングで入会されたのが、株式会社KIJINの石川玄哉さんです。誰もいないco-labに、毎日通われていました。オーダーメイド家具の企画製造から始まったお仕事が、今は住居やオフィスなどの空間トータルのプロデュースまで手掛けています。
今注力されているのは、オフィスの空間作り。働く人にとって、オフィスにいる時間はとても長い。だったらそこでの時間を豊かにすれば、人生が豊かになる。そんな風に考え、テーブルにかぶせるオリジナルの木製のカバーTOPping Bord→今使っているデスクに国産杉材で作ったデスク天板を乗せるだけで木製デスク環境に早変わりするTOPpingBoardなど、オフィスの木化を手掛けられています。コロナ禍を経て、オフィスには電車にのってわざわざ来る場所になりました。だからこそ、オフィスには経済合理性だけではなく、自宅には無いエモーショナルなものを大切にする時代になって来たと感じていると言います。
現在はオンライン会議用の木製ブースを開発中。近々co-lab墨田亀沢に設置予定なので皆さんにもまたご案内します。

最後は、「自分には特別な才能は無いけど、色々なFを繋げることは得意」そんな思いをF CONNECT という会社名に込めた江口さん。建築系の大学に通っている19歳から音楽業界に入り、5年前に独立したそうです。
今のお仕事のメインはライブ制作。ライブ制作とは、マネージャーのかわりにライブに関する領域を請け負う仕事で、会場の選定からイベンターやテクニカルチーム、ミュージシャンの手配、ライブの内容、演出までをアーティストに向き合いながらマネージャーと一緒につくり、本番の仕切りから、打ち上げ場所の手配からファイナンスまで、ライブ全体を仕切る仕事とのこと。ライブ期間中は、朝6時の会場オープンとともに現地に入り、最後に現場から出るというブラックな仕事だとのこと。そのせいか、朝から夜までco-labにいらっしゃる気が・・・。それ以外に音楽サブスクリプションサービスへの楽曲提供や、アーティストのYou tubeチャンネルのマネタイズ運用管理、プロモーションなども手掛けられています。
音楽のつながりからインバウンド向けのサイクリングツアーガイドや飲食業などもされていましたが、コロナ騒動で今は無期限お休み。でも飲食は好きということで、ケータリングにシフトして再スタートをして行きたいそうです。
 
プレゼン会が終わって、恒例の2次会へ。自宅で参加されていたメンバーさんが、co-labに戻って来て、深夜まで盛り上がりました。オンラインのイベントも楽しけど、やっぱりリアルで語り合いたい。楽しく笑いあいたい。そんな事を実感する夜は更けていきました。


 
co-lab墨田亀沢 チーフコミュニティファシリテーター 有薗悦克

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