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co-lab墨田亀沢の毎日

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お昼休みのスミカメゼミを開催しました

3/23(木)、お昼休みのスミカメゼミを開催しました。
スミカメゼミはco-lab墨田亀沢を利用するメンバーさんが、それぞれの経験やノウハウを持ち合い、お互いが学びあう場です。いつもは夜に開催するのですが、今回はお昼から気軽にお金のことが学べる講座を実施。
今回講師をつとめるこやぎさんは、フリーランスのデザイナーとして活躍しながら、保険会社勤務、お金のコンサルティングと3足のわらじを履く異色の経歴の持ち主です。

結局、老後はいくら必要か

老後生きていくのに、毎月お金はいくら必要なのでしょうか。
総務省によると単身で月約14万円、夫婦で月約26万円と計上されているようです。ただし、これは最低限の買い物で抑えてつつましく暮らした場合です。
毎年旅行をしたり、外食をしたりするゆとりのある生活なら夫婦で月約36万円は必要なようです。
皆さんがいくら年金をもらえるかは、お誕生月に送られてくる年金定期便で確認できます。

ただ、こやぎさんは現状夫婦2人世帯の平均受給額は約22万円のため、必要な額(約26万円)に足りないと指摘されました。
すでに政府は「今の年金制度では各世帯に必要な受給額を用意することが困難」だと発表しています。こやぎさんもこれからは少子高齢化が進み、受給額は減ることがあっても増えることはないとおっしゃいました。

あなたの年金は何階建て?

そこで、各人が国民年金の足りない部分を個人年金として積み立てることが必要になってきます。
こやぎさんはその制度として国民年金基金とiDeCOをご紹介しました。

国民年金基金は自営業やフリーランス向けの年金制度で、iDeCoは誰でも入れます。
そして、年金に関する将来設計は以下のように何階建てなのか把握すると理解が進むとおっしゃいました。

職業や勤め先によって保障の内容が変わります。
誰もが加入しているのが国民年金。ただ、こやぎさんはその支給額で暮らしていくのがますます困難な社会になるので、会社員などの厚生年金に代わる国民年金基金をぜひ用意してほしいとおっしゃいました。加えて、年金受給額を安定させるためにもう1階建て増しできるiDeCoの利用もオススメされました。

お金については楽観視が危険

年金の用意は早く始めれば始めるほど負担がありません。
将来、国民年金の受給開始が70歳になるかもしれません。
それでも、時に人はお金について考えるのが難しいため「お金より大事なこともある」と言います。
こやぎさんはその考えに同意しつつ、「大事なものを守るために必要なのがお金」とおっしゃいました。
病気になったり、働けなくなったりしたとき、助けてくれるのはお金。
こやぎさんは、少額からでも将来のために積み立てていくことを推奨され、講義を終えました。
その後、co-lab墨田亀沢に来ていた参加者はこやぎさんに個別相談をされていました。みなさんのお金に関する関心が高まったようです。
フリーランスは仕事の裁量だけでなく、将来生きていくためのお金についてもフレキシブルに考えていこうと思わせてくれる良い機会となりました。

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