第11回プレゼン会を開催しました
10月12日、第11回プレゼン会を開催しました。
プレゼン会は、メンバーさん同士が互いの得意分野を理解し合い、コラボレーションのきっかけを生み出す場として開催されています。
前回の開催から、早4か月。
コロナ禍でも果敢に攻めるメンバーたちが、前回と同じくco-labに集合したり、オンラインで参加をしました。およそ15名が集まり、みんなで乾杯からスタート。
そして、新メンバーとなった2名と先輩メンバー2名のプレゼンです。
最初は、プログラマーであり起業家の芦沢晋作さんから。
9月にco-labのメンバー入りとなった芦沢さんは、年齢は20代半ばだそうですが、非常に落ち着いた立ち振る舞いが印象的。
お話を聞いていくと、なんとすごい。大学時代から含めて15社で営業やマーケティングの仕事に従事し、在学中には休学して起業した経験を持っています。さらに、5社でエンジニアとして技術を磨いて、今年6月にブロックチェーンソフトウェア開発の会社を起業しました。
ブロックチェーンと聞くと、仮想通貨で関心が高まった技術。一言で言うと台帳のことなのだそう。「誰が、いつ、どんな情報を書き込んだのか」がすべて記録され、中央サーバーを介さずに複数のネットワークから見れる仕組みになっているので、改ざんや不正を防ぎ、高い透明性を実現するものです。
難しいことをしている…と感じたメンバーもいたようですが、世の中をつくっていく技術を持つ芦沢さんに関心が高まりました。
続いて、ブランディングやプランナーをしている、清水覚さん。ヤフーに勤めながら、兼業が推奨されているため、自身でも事業をされています。
ヤフーでは、コロナ禍で懸命に働く医療従事者に向けた支援企画などのプランニングやプロジェクトマネジメントを行っています。その経験を活かし、より企業やつくり手に近いところで、ものづくりやコトづくりをしたいという思いから起業されました。
「サラリーマン1本より責任感が高まった」と語る清水さんは、平日はヤフーで仕事(しかもフルリモート!)しながら、空いた時間に個人として日本酒開発のプロジェクトを行ったり、職人さんたちとプロダクト開発を行うなど、精力的に活動されています。(いつ休んでいるのでしょう…?)
奥様と美味しい珈琲を提供する喫茶店をいつかオープンさせたい、と夢を語った清水さん。プランニングもでき、ブランディングやものづくりの人たちとの接点も数多くある清水さんならすぐに実現しそうです。
そしてプレゼン会後半は、先輩メンバー2名の登場です。
現在、co-lab墨田亀沢には約40名近くの方たちが入会していますが、当初からのメンバーの中にはプレゼンをしたのが5年前という方も。
今日までのco-lab墨田亀沢をよく知ってくださっている、第1号メンバーの三田大介さん(有限会社モアナ企画)の登場です。
三田さんは、独立される前まで建設コンサルの会社で橋の設計をされたり、都市土木のデザインを行うなどの経験を積み、独立。以降は、墨田区に関わる仕事やイベントを次々と手掛けてきました。
三田さんは、コンサルティングやディレクションを得意とされている方です。墨田区内に在住、在職のクリエイター集団すみだクリエイターズクラブの中心メンバーとして、福祉作業所の商品開発や販路開拓の支援を行ったり、またある時は区の商業コーディネーターとして、商店経営者たちの悩みごとに向き合い、経営者同士の交流機会などを生み出す企画を立ち上げたりしています。
実行委員として2011年の立ち上げから運営を行っている、東東京最大の手作り市「すみだ川ものコト市」をクリエイターたちの出店希望が相次ぐ、墨田の一大イベントへと成長させました。
縁の下の力持ちとして、サポートをしながら企業や個人のやりたいことを実現させていくスペシャリストだと、改めて感じます。
今回はオンラインで自宅から参加した、宮村柚衣さん(合同会社はひぷぺぽ)。
子育てをしながら、保育園を設立・運営するなど保育事業を行っている宮村さんは、紆余曲折ありながら、10月に地域の人たちが気軽に集まれるカフェ「cafe de Chanoma」をオープンさせました。
「これは儲かる!」と始めたところから、お金の問題、人の問題など、オープンまでの苦労話を聞いて、一つのことを生み出すということは本当にエネルギーのいることで、順風満帆に進むということはないのだなと、改めて感じます。でも、どんなことが起ころうとも宮村さんは常に前向き!
関わる人の優しさに救われて今があると話す宮村さんの言葉に、参加メンバーたちは、うんうんと頷いていました。
この後、このプレゼン会にオンラインで参加されていたD4Dの小坂さん(写真中央の男性)が、宮村さんのご自宅に「おなかすいた~」と突撃訪問され、参加者一同で大盛り上がり!
メンバーさんの活動は本当にそれぞれで、多岐にわたります。co-labという場を通して、いろいろな人が出会い、つながって、新たな面白いものを生み出していく。改めて、一人ひとりのメンバーの面白さや仕事への姿勢に触れて、ワクワクする人たちがここには集まっているなと感じた夜でした。