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co-lab墨田亀沢の毎日

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イベントな日々

co-lab墨田亀沢の特徴の一つは、イベントの開催が多い事かもしれません。それは、この場所が単にオフィスをシェアするだけの場ではなく、イベントを通じてメンバーさん同士、製造業の人、町の人との交流が生まれ、この場所から様々なコトが起きてほしい。そういう思いからです。
そう考えて、いろいろなイベントを仕掛けていたら、この2か月間イベントを詰め込みすぎて疲労困憊気味ですが、とても楽しい2か月でした。イベントの一部は、個別のブログでご報告しているものもありますが、報告出来なかったものも多いので、今日はまとめてブログにUpします。

10月28日

印刷力セミナーvol.2 『もっと印刷職人と話をしよう』

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グラフィックデザイナーを対象に、デザインの仕事で役に立つような印刷知識をご紹介する印刷力セミナーを開催しました。昨年開催した印刷セミナーvol.1では、グラフィックデザイン「も」やっています。というライトな方が多かった印象があります。しかし、今回の参加者は、InDesignの本を出版している方や、その道何十年のグラフィックデザイナーさん、紙加工のプロなど、その道の猛者に多数参加頂きました。なので、とっても専門的で、マニアックで、ディープな一夜になりました。
詳しくはこちらのブログでご紹介しています。

11月3日(木)デジタル版画で北斎を刷ろう

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町工場の技術で葛飾北斎の浮世絵を再現するワークショップを、オープン前のすみだ北斎美術館で実施しました。金属加工と印刷、それぞれの職人技で再現した木版を使って、多くの方に浮世絵づくりを体験して頂きました。
詳しくはこちらのブログでご紹介しています。

11月7日(月)co-lab日本橋横山町:re-clothing視察

 
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9月にオープンしたco-lab日本橋横山町に、メンバーさんと訪問してきました。ここは繊維問屋である株式会社ログスさんが運営しています。繊維業界の新しいあり方を創り出す事(re-clothing)をコンセプトとしていて、墨田亀沢の印刷業界の新しいあり方を創り出す事(re-printing)を目指すコンセプトがとても似ています。施設を案内して頂いた後の意見交換では、活発な意見が続出しました。ここからも新しいコラボレーションが生まれていく気がします。
co-lab日本橋横山町の案内はこちら

11月8日(火)デジタル機器説明会

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サンコーにレーザーカッター(trotec speedy 100)とUVインクジェットプリンター(Roland Versa UV LET-12)が新しく設置されたのを機に、メンバーさん向けの説明会を行いました。「どのような加工が可能なのか。どんな表現の可能性が広がるのか。」といった観点から、機器の動きを見てもらいながら説明しました。説明会の後は、これらの機器を使ってどんなものを作ってみたいか、そんなディスカッションを行いました。サンコーの持つこれらの加工機については、co-labメンバーさんには特別料金で機械を使えるメリットがあります。

11月16日 障害のある方による製品づくり

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img_0052メンバーのモアナ企画 三田大介さんが取り組まれている「すみのわ」という、福祉作業所とデザイナーのコラボレーションプロジェクトがあります。その一環で、障害のある方々が描いた絵を、福祉作業所で働く方々が自らポストカードに活版印刷を行い、ノベルティを制作するお手伝いをさせて頂きました。
詳しくはこちらのブログでご紹介しています。

11月17日(水)TASKバスツアー&意見交換会

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T(台東)、A(荒川・足立)、S(墨田)、K(葛飾)という東東京でモノづくりが盛んな5つの区が連携して、ものづくり産業の活性化を目指したTASKプロジェクトという取り組みがあります。
TASKプロジェクトの一環として、毎年バスツアーを実施しています。今年は金属加工を中心としたAコース、革加工を中心としたBコース、それぞれのバスにクリエイターの方が乗って、1日かけて町工場を見学します。最後に、バスはco-lab墨田亀沢に到着し、見学した工場の方も参加しての意見交換会、交流会を実施しました。
「現場を見ればもっと広がる」というキャッチフレーズの通り、モノづくりの工程を見ることで、新しい気付きを得たクリエイターさんが沢山いたようです。そして、交流会はいつものごとく夜遅くまで盛り上がりました。

11月26日(土)〜27日(日)スミファ

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dsc_0354スミファとは、年に一度、墨田区内の町工場を開放し、多くの方に見て頂くオープンファクトリーイベントです。co-lab墨田亀沢&サンコーは、昨年に続き2年目の参加です。今年は、クリスマスペーパークラフトを制作するワークショップを、メンバーの八島克也さん、紙加工の東北紙業社さんとコラボレーションして実施しました。
2日間で150名近い方が印刷工場を見学され、普段目にしている印刷物がどんな工程を経て出来ているのか知って驚かれていました。

11月30日(水)特別区職員対象 産業振興セミナー(創業支援)

 
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東京23区の区役所の職員さんによる、産業振興のための勉強会が定期的に開催されています。その勉強会がco-lab墨田亀沢にて開催されました。
今回のテーマは創業支援。行政が創業支援施設を作る創業支援ではなく、墨田区が取り組んでいる「新ものづくり創出拠点整備事業」を通じて、民間企業が自社の本業を通じて外部の人が集まる場を作り、それが結果として創業支援になって行くことを目指すという特徴的な政策について、墨田区から説明がありました。その後、実際にその制度を活用して、印刷会社であるサンコーがco-lab墨田亀沢をオープンした経緯。そして、そこで取り組んでいるイッサイガッサイ東東京モノづくりHUBの取組などを、有薗からお話しさせて頂きました。
コワーキングゾーンがスーツ族の人達で満席になるという、珍しい光景が広がりましたが、普段、別の区の取組を知る機会が少ない各区の職員さんたちが、積極的に情報交換されている姿が印象的でした。

12月7日(水)

Speak East vol.0 CREATION in East Tokyo

 
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『CREATION in East Tokyo – 東東京であなたの想いが動き出す – 』をコンセプトに、東東京でのモノづくりで新規創業する人達を応援し、地域を盛り上げて行こうという取り組みのEastSide GoodSide(イッサイガッサイ)が主催する最初のイベントを、台東デザイナーズビレッジにて実施しました。
当日は、東東京で熱い事業を展開されている経営者お二人に、創業に至った経緯、なぜ東東京を活動の場として選んだのか。そして、これから創業する人へのメッセージなどを語って貰いました。(イッサイガッサイホームページ
 
こんな感じで、イベント業に明け暮れた秋を過ごしてきました。
年内は、メンバーさんにご自身のお仕事を紹介して頂くプレゼン会、兼忘年会も予定していますし、メンバーの竹下仁さんによるプログラミング教室のQUESTも開催予定です。シェアオフィスのメンバーでない方も参加できるイベントも沢山あるので、是非遊びに来てくださいね〜。
 
チーフ・コミュニティ・ファシリテーター 有薗悦克

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